とはずがたり

ぬるま湯の中 首までつかってる いつか凍るの それとも煮え立つの

2015年総括

大掃除は途中で諦めて実家に帰ってグダグダしています。今年の汚れは今年のうちに綺麗にできなかった私ですが、今年の観劇は今年のうちに振り返りたいと思います。


今年は、「基本的には1作品1公演、使えるお金の中で同一公演に複数回入るよりはひとつでも多くの作品に触れよう」というのを自分の中のテーマとしてほんのり設定してはいたのですが、やはりというかなんというか…、自分で思っているよりも偏ってしまっているなあという印象です。


【1月】
真田十勇士
ミュージカル『薄桜鬼』 藤堂平助
ミュージカル『SAMURAI7


【2月】
完熟リチャード三世
ミュージカル『テニスの王子様』青学vs不動峰(プレビュー)
ママと僕だち もっかい!いち!
ロマンス2015
いつも心に太陽を


【3月】
Berryz工房ラストコンサート2015 Berryz行くべぇ~!(LV)
リチャード三世
SPECTER
ミュージカル『タイタニック
漂泊
ミュージカル『テニスの王子様』青学vs不動峰(東京)


【4月】
vol.14『魔王 JUVENILE REMIX
スーパーエンタープライズ


【5月】
新撰組オブ・ザ・デッド
ミュージカル『テニスの王子様』青学vs不動峰(凱旋)
嵐が丘
GARANTIDO


【6月】
ラヴ・レターズ
TEAM LIVE SEIGAKU


【7月】
Equal―イコール―
第二章 学蘭歌劇『帝一の國』―決戦のマイムマイム―
キャンディ遊園地、1705。
女中たち


【8月】
矢崎広のDUOでやるファンクラブイベント
TEAM LIVE FUDOMINE
壱劇屋『サンプリングデイ』
Patch stage EX『熱海殺人事件
こどものおもちゃ


【9月】
ミュージカル『テニスの王子様』青学vs聖ルドルフ学院(東京)


【10月】
黒いハンカチーフ
Dステ17th『夕陽伝』
BIOHAZARD THE STAGE
地を渡る舟―1945/アチック・ミューゼアムと記述者たち―
ミュージカル『テニスの王子様』青学vs聖ルドルフ学院(凱旋)


【11月】
TRUMP


【12月】
Patch stage vol.7 『幽悲伝』
ミュージカル『テニスの王子様』青学vs山吹(東京)
DOG FIGHT


ライビュやイベントを除き、テニミュは公演ごとにカウントして36作品53公演。半券整理ができてないから公演数は記憶の範囲ですが。
2013年が24作品53公演、2014年が28作品58公演だから、一応、数字でみれば今年の目標は達成ということで良いのではないかなあと思います。
以前の私のチケットの取り方は「とりあえず初日と楽を」「アフトあるから追加」「公演期間長いから中日にも」というものでした。だから、この目標を掲げる時に「1公演では満足できないかもしれない」「回数を減らすことで後悔ばかりが残るのではないか」ということが非常に不安でした。でも、このスタンスで1年間やってみて思うのは「意外と1公演でも満足できるもんなんだな」ということです。
もちろん複数回入った作品はありますし、純粋に「観たい!」という想いが強い時は観に行きますが、「初日と楽に入りたい」という理由だけの記念観劇を全作品を対象にするのはやめようと思います。今年は全通した幽悲伝を除けば狙って楽日に入ったのは黒ハンくらいで、その結果すてきな挨拶を聞くことができて満足しています。そういう取捨選択をしたことも観劇の質をあげられた要素の一つなんじゃないかなと思っています。


それにしても、改めて振り返ると劇団Patchを初めて観たのって今年の3月なんですよね。それが今年1番のびっくり事実です。ハマり始めのスタートダッシュが凄かったんだなあ…。
私は熱しやすく冷めやすいので正直に言うとあの頃ほどの情熱はもうすでに無いんですが、あの時に少しでもpatchのことを知りたくてTwitterに張り付いていたからこそ結果的に良いご縁に巡り会えて8番勝負のDVDとか手に出来てるんだと思うと、衝動的に動くことも時には大切だと実感します。


勝手にベストオブ~を選ぶと。

  • 劇場で観劇できて良かった→漂泊

観に行ったのは三津谷さんが出ているからですが、観たあとは、三津谷さんがいるいないに関わらず、すごいものを観てしまったなあという感想です。
ラストの演出はもちろん、観客の性別や年齢の違いによる反応の差を目の当たりにすること、そういう演技だけではないところ全て含めて、劇場で観ることに意味があった作品だなあと思っています。
なによりも私自身が笑えないと思っていたお母さんの言動に対するおじさんの乾いた笑いが今も耳に残っています。あの不快感と言ったら無かった。
SPECTERやTRUMPは好きだしDVDで満足できるなんて思ってはいないけれど、それでもストーリーが分かるだけである程度の満足感が得られてしまう、DVDでも楽しめる作品でもあります。対して漂泊は小説や映像では、あの感覚は味わえないし、そうなった時にお話の魅力としては半減してしまうんだろうなあと思ったら、劇場で観られて良かったと心底思います。

  • 矢崎さん出演作→黒いハンカチーフ

女中たちと悩むけど、作品としてワクワクしたのは黒ハンかなあ…。
女中たちはわかりやすく挑戦だったけど、日根先生もチャレンジングだったと思っています。なにより河原さんと、というところと、オンオフイベントの後だったこともあって、矢崎ファンとしては黒ハンを選んでおこうと思います。

  • 三津谷さん出演作→幽悲伝

「漂泊」推しとしては悩むところですけど、「幽悲伝」かな。
一時期、なぜ三津谷さんが好きなのか、って分からなくなったことがあったんです。5年もファンやってると、ファンはファンなりに迷うこともあるんだなあと自分でも不思議に思いましたけど(笑)
そんな中、好きになった時の気持ちを思い出させてくれたのが、幽悲伝の毘流古でした。大勢のキャスト、しかもpatchという好きな役者しかいない環境でも目を惹いてしまう「華」、そういう持って生まれたものと、努力から産み出されている自信のオーラようなもの。私はテニミュのステージで歌って踊る三津谷さんからそういうものを受け取って一目惚れしたんだよなあ、と思い出して、また改めて役者三津谷亮さんを好きになったのでした。

  • 泣いた作品→キャンディ遊園地、1705。

間違いなく、この作品。これ以外に考えられないってくらい泣きました。DVD観ても泣けます。

  • 笑った作品

…って思ったけど、悩みようがなくママ僕だった。他は見事に暗い華ばかりですね…。


今年は月ごとにまとめられたから、年間のまとめが楽でした。それに、私が一番避けたい「消費している」感が薄くなって自分としても胸をはれる観劇生活に近づけたんじゃないかと思えます。とはいえ、6~7月に上半期、11月に入ってから下半期を急いでまとめたというのが事実なので、毎月きちんと振り返れるようになりたいなあというのが来年の抱負です。欲を言えば、月ごとは最低ラインとして公演ごとに感想を書けたらいいなと思っています。
来年の観劇目標は年が明けてからゆっくりと。