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とはずがたり

ぬるま湯の中 首までつかってる いつか凍るの それとも煮え立つの

自分語り④わたしと矢崎さん

前回は三津谷さんについて書いた。↓
ta35.hatenablog.com
好きな俳優を挙げたらきりがないんだけど、「推し」と言えるのは三津谷さんと矢崎さんの2人だけなので、次は矢崎さんについて。

きっかけはたぶん顔だった

はじめましては映像の中の彼だった。テニミュ1st山吹のお兄さんたちに可愛がられて、照れたように笑う姿が可愛かった。南部長は目立たないけれど安定した歌とダンスのスキルをもっているところも良かった。当時のキャストの中では年齢が近くて親近感があったのも大きいと思う。
三津谷さんを通して俳優オタのスキルを得た私は、矢崎さんと出会った当初はまだ、なんとなく映像をみて、良いな、好きだなと思うだけだった。

近くでみることが何よりも大事だった

大学生になり、自由に使えるお金と時間が増えたタイミングで矢崎さんの舞台が決まった。行くしかないと思った。それが『シブヤ×アキバ―カノジョはボクの青い鳥―』だ。ストーリー自体も面白かった。ざっくりまとめると、渋谷の不良グループと秋葉原にいるニートがひょんなことから仲良くなるという話だ。矢崎さんは不良グループのヘッドの役で、南とは違う荒れた一面と、秋葉原に行ってからのはにかみ笑顔の両方を楽しめたのも嬉しかった。矢崎さんのことをもっと見たいと思った。2009年、まだ三津谷さんと出会う前のできごとだ。
けれど、そのまま矢崎さん推しになることはなかった。当時の矢崎さんはミュージカルや大きい舞台のアンサンブルをやることが多く魅力に欠けた。今となっては、それがとてもとても大切な経験だったのだと思うことができるが、当時はアンサンブルで名前のない役をやるということに、どうしても興味が湧かなかった。そもそも、矢崎広が歌うことにもそんなに胸が高まることがなかった。
結局、矢崎さんの舞台を次に観たのは、2011年8月、ミュージカル『ドラキュラ』だった。とは言え、矢崎さんのためにというわけでもなく、動機としては小野田さんの歌が聴きたいという気持ちの方が大きかったと思う。矢崎さんは歌はあんまり歌わなかったけれど出番としては多かった。ミュージカルも悪くないな、そんな気持ちになった。

矢崎広を推すと決めた日

ドラキュラを観て矢崎さんの舞台をもっと観たいと思ったのはいいものの、その頃の私は三津谷さんに夢中…。三津谷さんもテニミュ現役時代だったし、矢崎さんを追うよりも三津谷さんを追う方が楽しかった。そんなわけで、次に矢崎さんを観たのは、1年後の2012年の8月、矢崎広初主演作品『MACBETH』だった。矢崎さんのストレートプレイ、初座長、初シェイクスピア、観ないという選択肢がなかった。「俳優・矢崎広」の物語の一環として千秋楽を観たいとも思った。
期待に胸を膨らませて会場に向かった。初日から数日経っていて、会場にはリピーターもチラホラいるようだった。普段は何もないラフォーレのフロアにステージと客席がある光景は不思議だった。夏の暑い日だったのにフロアはすこし寒いくらいに涼しくて、不気味な装飾が施されたステージとその冷気があわさって妙に胸騒ぎがしたのを覚えている。
観終わった後は圧倒されてうまく言葉が出なかった。
会期中盤になると声は枯れてガラガラで万全な状態とは言えなかったのかもしれないけれど、それでも十分満足だったし、矢崎さんの舞台はやっぱり観に来なきゃいけないなあ、そんなことを思いながら家に帰った。ソロイベントのチケットをロビーで売っていたけれど、買うつもりはなかった。元気の朗読劇がある日で、そっちに行くつもりだったから。
いよいよ千秋楽。鳴りやまない拍手にひとり挨拶に出てきた矢崎さんの姿を目の当たりにして、ここにきてやっと矢崎広という人は芝居で食べていく側の人間なんだと気が付いた。テニミュを観たりD2のイベントに参加してる間に気が付いたら推しになっていた三津谷さんの時とは違って、間違いなくこの瞬間に矢崎広を推すと決めた。これから先、矢崎さんがどんな役者になるのか、この目でみなければいけないと思った。それだけではなく、MACBETHの時のように、いつどこで確変するか分からない中でその瞬間を見逃したくない、とも。
そして、矢崎さんの素を知りたいという気持ちが生まれ、MACBETHの話や今後の活動の話が聞けるならソロイベントにも行こうと決めた。
『MACBETH』@ラフォーレミュージアム原宿 - とはずがたり
『MACBETH』千秋楽 - とはずがたり

本気に触れた初めてのソロイベント

ソロイベントというものに行くのも初めてだった私は簡単に言って骨抜きにされた。
当時の記事にも書いていたけど、最後のダンスを歌う姿に未来が見えた気がして、ストプレでもミュージカルでも、矢崎さんが進む道についていこうと思った。山形からひとりお芝居のためだけに東京に出てきた16歳の少年の時から何一つ変わらない芝居への気持ちを感じた。
矢崎広のONとOFF@duo MUSIC EXCHANGE - とはずがたり

劇場に通う日々とこれから

矢崎さんを推すと決めてから、さらに劇場へと足をのばすことが多くなった。矢崎さんつながりで好きな役者や劇団が増えていった。演劇というものを正面から好きになっていく感覚が心地よかった。
毛野、土方さん、木隠龍太郎、アルテノ、アーサー、義経さま、世之介、ドンヒョン、ヒュンケル、レコーダーMR5、アランソン公、カツシロウ、ベルボーイ、ハートリー、ヘアトン、ソランジュ、クレール、日根先生、タイラー、バーンスタイン、トウゴ、ボブ・ゴーディオ、佐々木小次郎。たくさんの出会いがあった。観るたびに違う雰囲気をまとう矢崎さんに魅了された。
ドラマに出るときはテレビの前でスタンバって楽しかったし、『戦国鍋TV』からの『ゲイジツ野郎』や『カミバナ』もすごく楽しかった。三津谷さんとは違う路線で、オタクを満喫した。るひまのコンテンツにも楽しませてもらった。
そして今、2回目のソロイベントを経て*1、矢崎さんがグイグイくる日を心待ちにしているところだ。
これから出会う予定のアルマン・サンジュストとベンヴォーリオもよろしく。