とはずがたり

ぬるま湯の中 首までつかってる いつか凍るの それとも煮え立つの

自分語り②わたしとテニミュ、推し遍歴をそえて

週1ペースでは絶対に10月6日までには書き終わらないことに気が付いた…(遅い)
連休中にどうにかしたい。


いろいろあって、テニミュとの出会いを果たしたところまで↓
ta35.hatenablog.com

テニミュにハマっていく過程を書こうと思ったけど、Dボとの出会いに比べてじわじわ好きになっていった感じなので記憶にないことが多く書きにくくて困った。

画面越しのテニミュ

DL4がやっているということは、本公演としては立海ファースト*1まで終わっているということになる。ご丁寧にネット上には最新の映像も落ちているわけで、まあ…見るよね(時効案件…)
青学でいうと2代目⇒初代⇒3代目っていう順番で見てることになるんだけど、2代目はテニミュキャストというよりもD-BOYSとしてのイメージが強かったし改めて好きになるということもなく、「テニミュキャスト」として好きになったのは初代青学と初期3校の不動峰聖ルドルフ、山吹だった。ニコ動で空耳動画が多かったことも大きいと思う。自慢じゃないけどこの頃はDDを極めていたから、本当にみんなが好きだったし、「成人男性が楽しそうにしている」ことが楽しかった。
初代では直也さんと*pnish*の2人が好きだった。テニプリが好きだったわけではないが、世代なので青学キャラくらいは知っていて、私は海堂が好きだった。だから直也さんってわけでもないのだが、強いて理由を挙げるなら、バクステをみて(時効案件その2…)、あまりにも直也さんの素が海堂と違い過ぎて、年上男性に可愛いという感情が芽生えた初めての経験であったから、だろうか(笑)
パニの2人もミュキャスとして好きだったかと言われると悩むところであるが、卒業時のコメントで「さみしくなったら*pnish*においで」と言って笑いを取ったtuti(土屋佑壱)に惚れたのがきっかけで*pnish*のトレジャーボックスをみて、作品としても面白かったしユニットを組むまでに「演劇」が好きな人達なんだと知り、他の作品も観たい!と思った。
不動峰は、みんな好きなんだけど、YOHさん、フッキー時代の5人が好きで。スマスパなんて今でもラジオやり続けているの奇跡だと思う。テニミュで出会ってから一生の付き合いになりそうな2人が好きだったなあ。しゅんりーは私のリア恋枠(無駄情)。
ルドルフは、店長と呼んだ方がしっくりくるくらい、ニコ動の影響でマサ(塩澤英真)が好きだった。いろいろ安定しないけど、今でも続けていて、この間は片岡さんを出演舞台に招待していたみたいで泣けるエピソード過ぎる。あとは、みっちゃんとりょーちん。りょーちん可愛かったなあ。JACK JACKはもっといけると思ったんだけどな…(誰のせいとは言わないけど)
山吹は関係性が可愛かった。好きだったのはDL2の「虎砲ー!とみせかけ投げキッス」の和田さん。地味'sも、歌スキルがちょっとアレな山吹の中でうまかったので好きだった。ぴろし可愛かったし。
この頃は「推し」という言葉も知らなかったので、本当に全体的に万遍なく好きだったし、バクステ>>>>>本公演って感じだった。画面越しで十分で、たぶんまだニコ動を通してみるテニミュが好きだったんだと思う。
氷帝も六角も好きだったけど、そこまでではなかったのは、その頃になると空耳は下火になってて動画があんまりなかったからかな。

立海大附属中学校

初代や初期校に対するものとは違う「好き」を感じた学校があった。それが立海だった。
立海ファーストがとにかくかっこよくて*2テニミュはかっこいいものだという認識に変わった。全員好きだったけど、大河元気桐山漣馬場徹が好きだった。やっぱり1人に絞れていないところにDD魂を感じてほしい。ブログを穴が開くほど読んだ思い出。fc2ブログ最盛期である。なつかしいね。
リアルタイムで進行するテニミュはDL4が終わり、立海セカンド*3が動き出す頃だった。公式HPのクローズアップを何回も読み直し、関連誌も読み漁って、楽しみにしていたけど、やっぱり劇場には行けなくて、でも気になって仕方なくて、初日があけてからは全通しているテニモンのレポを毎日読んでいた。当時はTwitterはなく同人サイトの時代。同人サイトの管理人さんのブログとかイラストレポとかを探す日々だった。なかでも詳細な活字レポをあげてくれる全通ブロガーさん(地方含め)と仁王と柳生*4が大好きで2人だけをロックオンしてベンチでのやりとりをイラストで挙げてくれるブロガーさんが大好きで信頼していた。でも2ndが始まる頃には閉じてしまわれて悲しかったなあ。
立海からキャラへの愛情も生まれてきて、原作を読んだりキャラ同人へと足を踏み入れたという別ルートも存在するけど、割愛。

舞台への興味

立海セカンドを終えて、毎日たのしそうにレポをあげる人たちをみていて「舞台」に興味が湧いてきていた。なにがそんなに面白いのだろうかと不思議に思いながら、自分も毎日飽きもせずレポを読んでいたことに気が付いた。もっと舞台の魅力を知ってみたいと思った。それに、元気と馬場さんは劇団ひまわりに入っていて、桐山さんは養成所に通っていた。彼らは俳優になりたくてなった人たちで、その人たちを好きと思うのなら、その人たちが好きなものをきちんと観なければと思い始めた。オタク的思考であるが、純粋にそう思っていた。「舞台を観に行かなきゃ!」
初めて観たのは『スイッチを押すとき』の再々演。正直、なんでこの作品だったのかはあんまり覚えていない…。ミュキャス出演作としてちょうど時期が良かったのかな。*5チケットをどうやって取ったかも曖昧だけど、わざわざ原作を買って読んだり、観劇って大人のイメージだったから少し大人っぽいワンピースを買ったりとか、当日どういう風に過ごしたかとかまで覚えている…。もう、そのワンピースは捨ててしまったけれど。
舞台自体は本当に心の底から面白いと思ったしストーリを知っていても泣いてしまった。新国立劇場の小劇場で円形ステージだったからこそ、だと思うけど、圧を感じ、空気が変わる瞬間を肌で感じ、これが演技を生で観るということなのかと思った。
とは言え、バイトもしてない高校生。そんなに頻繁に舞台を観に行くわけにもいかず。しかも受験モードになっちゃったし。大学生になったらもっと舞台みられるかなっていう期待に胸を馳せながら、再びネットで楽しむ日々に戻っていった。

大学入学。そして、はじめてのテニミュ

初めて見たのは、2009年5月、DL6だった。テニミュと出会ってから約2年。高校時代の友達が誘ってくれた。
四天宝寺は平野さんと龍虎が好きだった。橘さんへの思い入れもあり、九州二翼がすきだった私は番長と龍虎が気になっていた。2階席から見下ろしたステージで、番長と龍虎が背中合わせで♪けじめを歌っていて、鳥肌が立ったのは今でも鮮明に思い出せる。
テニミュファンとしてドリライしか観たことないなんて邪道だーとかなんとか言って、本公演を観たいと友達にせがんだのを覚えている。
そこからテニミュ一筋になるかと思いきや、そうはならなかった。
高校時代の私は、現場に行かなくても楽しめるという点で非常にとっつきやすい、アニメ・声優ジャンルにも興味を持っていた。DGSが始まった頃で神谷さん小野さんをはじめDG5とかいうふざけた大人たち(褒めている)も好きだった。
それから、同年9月には桐山さん主演ということで仮面ライダーWにかなりハマっていて、pixivでイラスト漁ったりしてテニミュへの気持ちは薄れ気味だった。そんなこんなで、ほんの少しだけテニミュから遠ざかっていた私は、テニミュの情報を何も知らないでいた。しかし持つべきものは友達。私が本公演に行きたいと言ったのを覚えていてくれて、またチケットを取ってくれた。それが全国立海決勝*6だった。
青年館に初めて足を踏み入れた。あの階段をのぼる瞬間のドキドキワクワク感といったらなかった。ついに…、と思った。この時は、この後この場所に通うことになるなんて思わなかったし、青年館という無機物の最期にさみしさを覚え壁にメッセージを書き残すなんて考えもしなかった。
初めてのテニミュ本公演は私には刺激が強かった。すっごい楽しかった。早く生で観とけば良かったという後悔もあるにはあったが、悔しがる隙さえないくらい、楽しくて興奮した。
まずはやっぱり、1stの体育館かな?と思うシューズ擦れの「キュッキュッ」という音。初めて劇場で聴き、みんなが一斉に静かになる瞬間に、テンションが上がって血管切れるかと思った。キャストでは立海はもちろんなんだけど、なによりも高橋龍輝が天才だった。ストーリー的にもリョーマが軸だし出ずっぱりだから当たり前なんだけど、それでも印象論として独壇場ってこういうことか…と思う。演出としては天衣無縫のときの照明が好きだ。強めの光がリョーマに集まって、まぶしくて、「ああこれが天衣無縫か…」みたいな気持ちになる。言ってる意味わかんないと思うけど、視覚的に訴えてくる圧倒的な強さがあって、あそこ本当に好きだし、前列をくれた友達には感謝しかない。第一印象って何事においても大切だと思うから、私は良席厨だとは思ってないけど、初めてのテニミュがあの席じゃなかったら未来ちがったかもな、とはよく思う。
それからは興奮冷めやらずポーッとした頭でみていて、2幕終わりで客席に降りてきた桃をガン見していたら、急に目の前で止まられて「立て」と言われ、立ったらラケットを振らされるという、よく分からない時間を過ごした。前述したように、わたし事前情報なかったので(友達も知らなかった)、わーい通路通るやったー!くらいに思って観てたんだよ?テンパり過ぎて反応も遅かったし、いろんな人、特にトシオタに申し訳ないと思ったし、もう少しうまくやれたでしょうって反省するけど、これも私のこころを再び掴み、離さなかった。舞台ってテニミュって楽しい。…不純な動機だ(笑)

感動のフィナーレと2ndシーズンへの想い

日に日にテニミュにどっぷりになっていく私と入れ替わるようにして、それまで私とテニミュをつないでいてくれた友達が部活に励むようになった。お誘いがかからなさそうだったので、今度はひとりでチケットを取ってDL7に行った。
もう言葉にできないほど楽しかった。客席もステージ上もテニミュへの愛しかないように思った。一言で言って最高だった。
それと同時に、濃いミュオタだったわけでもないくせに、突如として1stシーズンと言い始めた公式に、もやっとしていた。終盤にテニミュを好きになった層は2ndで最初からテニミュを観ることができると喜んでいる一方、ここで離れると宣言するオタクたちもいた。私は大学生になって楽しいことも増えていたし、ちょっと様子見かな、と思っていた。

三度目の正直。そして第3章スタート

1stシーズンをなんとなくみていた頃を第2章とするならば、ここからが第3章である。
結論から言ってしまえば、私は2ndシーズンにがっつりハマることになる。
観に行くつもりはなかったものの、やっぱり気になってTwitterで検索していたら、どうもチケットが全然はけていないらしい。スカスカどころかアリーナすら埋まっておらず、2バル3バルは閉鎖という文字。私の中にはまだ横アリの熱狂が残っていたから、信じられなかった。でも、プレイガイドでみるとアリーナのチケットがまだ取れるようで本当なんだと悟った。そこから先は早かった。行くしかないと思った。
ドキドキしながらJCBホールに向かった。
楽しかった。キラキラしていた。ポッカリ空いている客席の空間に彼らが何を感じていたかは、その後にわかることだけれど、そんなことは微塵も感じさせずに、私の推しの言葉を借りるならば「生きていた」。テニミュを美しいと思った。本当の意味で「テニミュ」が好きになったのは、このときかもしれない。
もちろん、好きなキャストもできた。群舞でひと際目を引くキャストがいた。それが三津谷さんだ。詳しいことは記事に残っていたので貼っておく。調子にのって3記事も書いているので、当時の興奮が想像できる。

テニミュ・キャスト感想―青学編 - とはずがたり
テニミュ・キャスト感想―不動峰編 - とはずがたり
続・テニミュ感想 - とはずがたり

そして行き場所のない気持ちをぶつけるために、はてダを始め、少し遅れてTwitterを始めたのもこの頃である。

推し遍歴

推しとは言えない人もいるけれど。
最初に好きになったのはD-BOYS。個人名をあげるなら鈴木裕樹。ただ、芝居を観たいという対象ではなく、結局最初にずっきーをみたのは2010年のラストゲーム再演だった。好きになったというだけで、推していた記憶はないし、鈴木裕樹を推していたと口にすることはこの先もないと思う。でもずっと好きだし、特別な俳優さんなので、後年に出すズキアラDVDとかは全部もっていたりする。早く結婚して親ばかツイートしてほしい。

テニミュをみて好きになったのは、*pnish*。直也さんやスマスパの2人とかくじらちゃんとか好きなミュキャスはたくさんいたけど、テニミュ以外の仕事に興味をもったかと言えばそうでもなかった。まあパニも推していたとは言い難いけど。純粋に彼らがつくる作品が好きで、青劇に立つという夢がかなったらいいなと思っていた。最近は個人仕事が忙しいみたいだけど、本公演の無い年でもハピパニを大事にしてくれるところも好き。ちなみに、わっしーは私のリア恋枠。

初めての推しというのは、たぶん大河元気。何が一番好きだったかと聞かれれば、迷うことなく赤也。何を観てもそうだから、だから、途中で元気を推すのはやめたのかな、と思っている。帝一の國はなあ…森園先輩の元気はあんまり好きじゃない(笑)

同じく好きだったのは桐山漣テニミュ時代も好きだったけど、実はWになってからの方が好きだったりする。とにかく翔太朗は特別。最近は懐かしくなってWを観返しているほどに大好き。
あと、好きな俳優として挙げる人の中で唯一握手したことない。桐山さんは舞台よりも映像の露出があったので、兼オタしやすかったので、推しではないけど常に情報はチェックしてるみたいな感じだった。年々かっこよくなってくし、役作りで引き締めた体には、むかしのプニッてる二の腕の片鱗もなくて少しさみしいけれど、有名になってほしい。仮面ライダーだって、オーディションを受けられるチャンスはこれが最後という追い詰められた状況で掴んだのだから、まだまだいけると思っている。現実的に実写版刀剣乱舞を足掛かりに…どうでしょう?

矢崎広は、リアルタイムで南部長を観ているわけではないけれど、能ある鷹は爪隠す的な秘めたるスキルに惚れていた。ずっと好きだったけど、本格的に推そうと決めたのはだいぶ経ってからで、2012年になってからのことである。

忘れてはいけない、三津谷亮。三津谷さんを好きになって、オタクとしていろんなことを経験した。

三津谷さん、矢崎さんに関しては胸をはって推していたと言えるので、別記事で思いのたけをぶつけるつもり。


つづく

*1:ミュージカル『テニスの王子様』Absolute King 立海 feat.六角 〜 First Service

*2:あとから気づくんだけど、私は赤の照明が大好きなようで、当然、立海にフォーリンラブだったわけである。

*3:ミュージカル『テニスの王子様』Absolute king 立海 feat. 六角 〜 Second Service

*4:中河内さんと馬場さん。ばばがうち、大好きだったな…。いまでも♪SUMMER BREEZEを聴くと泣きそうになるよ。あ、がうちさんご結婚おめでとうございます。まさか宝塚のトップスターと結婚する未来があるとは当時誰も想像してなかったよね。素敵な未来で良かった。

*5:永山たかし桐山漣柳下大

*6:ミュージカル『テニスの王子様』The Final Match 立海 Second feat. The Rivals