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とはずがたり

ぬるま湯の中 首までつかってる いつか凍るの それとも煮え立つの

2015年活動報告〜10月〜

12月に入って一週間、そろそろ2015年総括もしたいと思うわけでして、急いで10,11,12月のまとめをしています。
10月は9月とうってかわって観劇月間でした。先に分かっていただけでも黒ハンと地を渡る舟と夕陽伝があって、覚悟はしていたのに、さらに加えてバイオハザードがやってきて、テニミュもあったりして、もはや何が何やらという感じであっという間に過ぎた1か月でした。でも最高に楽しかったので後悔はしてません。反省はしています。

とにかく面白かったという一言につきます。初日を観た直後のツイートは相変わらずばかっぽいですが、これ以上の言葉は未だに出ません。


好きな俳優が出てなくたって間違いなく夢中になるけど、その舞台の真ん中に大好きな役者さんが立ってて、脇を固める中にも好きな役者さんがいてお互い高めあうような役柄で、幸せで幸せでおかしくなりそうでした。
残念ながら今のところ映像には残らないようだけれど、私の記憶から消えることは決してないだろうと強く思います。大好きな舞台。叶うことなら、年齢を重ね日根先生に近づいた矢崎広でもう一度観てみたいなあと思います。

あと、新国立劇場中ホールはなかなか埋まりきらなくて、こんなに面白いのに…!という歯がゆい気持ちもありました。もっとたくさんの方に観てほしい!といいたくなるほどに大好きになった作品。役がすでに魅力的だし、その魅力を増幅してくれるような個性的なキャスト陣で、あー良いもん観たな!っていう満足感に浸りながらの帰り道がすごく楽しかったです。
それから、橋本淳に惚れ直した作品でもあるということは書いておかなければいけないですね。

最後に千秋楽のカテコ感想でもをレポ的においておきます。



末満さんが設定がちがちにしてくるタイプに対して大味(と個人的に思っている)な演出の岡村さん…どうしたって喧嘩するとしか思えないんだけど、案の定という感じで…。岡村さん演出では末満さんの設定が浮いてしまうというか、頭でっかち感が出ることで中二感が増すというか…。
夕陽伝は夕陽伝で動きが多くて見応えはあるんだけど、そもそも私が末満さん寄りにいることを考えても、せっかく末満脚本なのにな、って思ってしまって、はやく幽悲伝が観たい!!!という気持ちの方が強かったというのが率直な感想です。




あと、音楽の趣味が合わないから、つか作品の時の岡村さん演出も好きじゃないって思ってたけど、新たな嫌いポイントみつけました。各個人の見せ場だけでお芝居みてないんだけどなあ。

  • BIOHAZARD THE STAGE@EX THEATER ROPPONGI

とにかくアクションが見応えありすぎました。ガンアクションを舞台で観る機会はあんまりないので新鮮だったし、誠治郎くんがいたらどんなアクションもかっこよくなるのは当然の結果ですよね。ストーリーはあんまり期待してなかったし、やっぱりラストはとんでも展開なところがあったけど…。そんな中でもタイラーと父親とのやりとりはグッときてしまって、そうやってお芝居でしめてくれる矢崎さんのことはやっぱり観るのやめられないなあと思います。


  • 地を渡る舟−1945/アチック・ミューゼアムと記述者たち−@シアターイース

戦時中の話と聞いて泣かないわけないと思っていたけど、想像よりも「人」に根付いた話で、民俗学を描いた作品だけあるな…というありきたりな感想しか出てこないくらい泣きました。

吉永くんが故郷に帰って令状を待つ決心をしたのは迷いに迷ってなのだろうし、アチックの中で唯一の現役大学生だからこそ学友たちとの関わりの中で生まれる葛藤もあるのだろうけれど、それを先生に説明するときの言葉はアチックの「teamworkを大事にする」という理念そのものだよなあ、と思いながら聞いていました。
自分にできること、自分だからできることを探すというのは、時には自分のやりたいことではないのかもしれないけど、それでもチームのためになら一歩を踏み出したいという気持ちもあったんじゃないかなあなんて考えてしまいます。吉永くんは本当にアチックのこと、アチックで研究していた日々、民俗学を探求するということ自体が好きだったんだろうなあと容易に想像ついてしまうのが辛かったけど幸せでもありました。戦地に赴いても吉永くんはアチックミューゼアムの一員としての誇りを持ち続けることができるってことですから。三津谷さんのお芝居は良くも悪くも「真っ直ぐ」だと思っているんですが、吉永くんにはそれがぴったりハマっていて、すごく好きでした。


1935年から1945年に時代が変わるところが特に好きでした。照明が消えることはなく、上手や下手それぞれから出演者が出ては捌けて出ては捌けてを繰り返しながら、少しずつ小道具を動かしていって転換をしていく光景を眺めているわけです。この転換をみてしまうと、暗転して照明がついたら1945でした、というのがいかに味気ないものなのか、と思ってしまいます。人が行き来する姿を目の当たりにして、時代の移り変わりと重ね合わせることもできて、あのシーンはすごくすごく好きでした。転換が好きっていう舞台作品にはそうそう出会えないなあと思うので嬉しいです。

ちなみに、シアターイースト自体もすごく好きでした。一番好きなのは青山円形劇場なんですが、円形無き今はこのあたりが大好きです。キャパ1000くらいの「劇場」感のあるところも興奮するけど、こういう緞帳ない系の小劇場も観ていて楽しいです。

東京公演もみてるから、作品としては2回目。9月に観てから、あんまりテニミュの情報に触れていなかったので新鮮な気持ちでみてしまった部分もあるんですが、やっぱりルドルフ戦は良い試合多いですね。どうしても不二に目がいってしまうんですが、神里くんはどんどん声が良くなっていくから、これからが楽しみです。財木くんはもともとお歌が上手いのにもっと声が出てのびるようになってて、どこまで上手くなるのか…と思ったりもしました。あと、うみちゃんとハイタッチできたので軽率に興奮したのも良い思い出です。



そんなわけで観劇回数も多いのに、濃い作品ばかりで、楽しく充実した1か月でした。