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とはずがたり

ぬるま湯の中 首までつかってる いつか凍るの それとも煮え立つの

彼の背中の小さな翼@サンシャイン劇場

感想 舞台

上鶴さんがでるっていうんで、初めてのキャラメルボックスさんでした。
お話も上鶴さんも凄く良かったです。良かったなんて簡単な言葉にしちゃうと台無しなんですが…。はいくにも描いたようにお話はど真ん中ストレートなんだけど、泣いて笑ってのバランス感覚が絶妙というか、泣きの場面を笑いが邪魔せずにスーッと入ってきてくれて。こういうのを芝居が巧いっていうんだろうなーって。
ひいなと父親、優太と兄みたいに家族が互いを思い合ってるのにすれ違っちゃうのは辛いけど、ひいなとりか、優太のように出会ったばかりだとしても歩み寄れば分かりあうこともできるのは救いでした。

上鶴さんとしては、こんなお芝居するんですね!っていう新鮮な感覚。今まではどっしり構えるというか、同年代の中で迫力を出すことに重きをおくような役が大きかったと思うのだけれど、今回は先輩に寄りかかって、いい意味で力抜けてたんじゃないでしょうかね。
特に、そうすけに言われて初めて絵を描く時の戸惑いがちな表情から夢中になって描き始めるまdねお変化とか、幼少期の思い出の景色を鮮明に記憶していたことをつっこまれたときの傷ついたような表情とか、たまらなく良かったです。そういう繊細なことできたんですねっていう。
あと、ラスト家を飛び出していく優太の後姿には、本当に翼が観えました。羽ばたいていく感じがもうねー…優太の背中押したいと思っちゃうし、それに影響されるひいなちゃんのように自分も前向きになれちゃうんですよね…ずるい!
本公演のナミヤ雑貨店の奇蹟の合間の平日マチネだけの公演じゃ、もったいない作品でした。パンフもなかったしね。
でも、てっきりDVDでないと思ってたんですけど、ナミヤ大阪公演でDVD予約受け付けていたらしくてですね…。うれしいね。買うよ。