とはずがたり

ぬるま湯の中 首までつかってる いつか凍るの それとも煮え立つの

緋色の研究@銀河劇場

中屋敷ホームズと矢崎ワトスンの回。
正直、期待しすぎていた感は否めないです。動きで魅せられる人たちが動かないのはもったいないって思ってしまうし、稽古時間確保できないから朗読劇にしましたっていうのがまるみえでちょっとだけ萎えます。まあ、この二人がどうとかじゃなくて朗読劇が好きか嫌いかっていう問題だと思います。朗読劇と銘打っていても「私の頭の中の消しゴム」も「極上文学」も舞台上を歩きまわるからね。椅子に座ったまま読むという朗読劇は初めてなのでした。ただ、他の回は観ていないので何ともいえないですが、感想を読む限りではこのペアはかなり動きをつけていた方みたいです。


推理モノだから話を知らないほうが楽しめると思うけど、緋色の研究とか大好きだからもう覚えてますけどっていう感じでね^^;
1幕50分 休憩15分 2幕20分の掲示をみて、2幕で謎解きですかっていうのまで分かっちゃうのもなんだかなあとか思いつつ…
でも、なんというか、早い話が、中屋敷ホームズと矢崎ワトスンに萌えたので、いいです。この二人はそれを狙ってやってた気もするので。じゃないと、読み終わって本から目を外して良いよってなった瞬感に向きあって見つめ合わないでしょうよw


中屋敷さんは、なるほど演出する人なんだなと思わせるお芝居でした。細かいところまで神経張り巡らせてるというか、感覚の鋭い方という印象。非常に色気のある紳士でした。しかし水を飲む仕草が、両手でコップを持ってやや屈みこんで飲むという、小動物かっていう飲み方なんだけれども、飲み方をそれに決めた真意を問いただしたい。
矢崎ワトスンは、紳士の皮をかぶったニートなワトスンでした。警部とかモルモン教徒とかまるっとぴろしさんが演じるんで、1幕はほぼしゃべり通しですが、そんなに噛まなかったです。2回くらい…?グレグスンもレストレードも酔っ払い逃がしちゃった警官も…、ちゃんとキャラ分け出来てて器用だなーって。笑いもとってたしねw
この公演は、私としては複数公演みて違いを楽しむ方があってたかな、と思って、他の回に入らないのは残念だけどそんなこといったら全通するしかなくなるので、これだけでやめておきます。